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浚渫工法
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真空吸引圧送浚渫工法とは

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真空吸引圧送浚渫工法とは

早水組が長年にわたり研究・開発してきた〈真空吸引圧送浚渫工法〉は、高性能な真空発生装置を動力とし、 当社が独自に設計した特殊アタッチメントを用いることで、浚渫中の汚濁発生を極力抑えながら泥土を吸引・圧送できる工法です。 漁業が盛んな水域や狭くて水深の浅い現場でも数多く採用され、汚濁防止フェンスに頼らなくても高い環境保全効果を発揮していることから、 多くの発注者や関係者から環境配慮型の浚渫工法として評価されています。

従来工法では作業が難しい場所──例えば、周囲の環境への配慮が特に必要なエリアや水深が浅くスペースに制約のある水域──でも活躍し、 近年では汚泥や汚染土の除去といった環境保全事業・環境対策事業への採用が増えています。

歴史と技術登録

この工法は昭和61年頃、連続的に吸引と圧送が可能な機構を持つ製造企業との共同開発からスタートし、平成元年(1989年)に試作機が完成。平成初期には沖縄県の国場川浚渫工事で実用化され、その後も北海道から沖縄まで20都道府県以上で実績を積み重ねてきました。

初代浚渫船:そうけん号 初代浚渫船:そうけん号

2007年4月 国土交通省新技術登録に真空吸引圧送浚渫工法が登録されました。
登録番号:HK-070001-V

登録期間:2007年4月〜2018年3月

2008年2月 北海道技術登録実績あり
登録番号:20081002

2011年1月 東京都建設局新技術登録実績あり
登録番号:1001011 pdf

2012年3月 東京都港湾局新技術登録実績あり
登録番号:23015

真空吸引圧送浚渫工法の
特長

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1. 高濃度浚渫

回転式集泥構造を備えた底面吸引型の特殊アタッチメントと高性能真空発生装置の組み合わせにより、 これまでのポンプ式浚渫船が含泥率5〜15%程度であったのに対し、本工法では50〜80%(シルト質土の場合)という高い含泥率で浚渫できます。 含泥率が高いほど搬送する水量を抑えられ、陸上処理施設の規模縮小や運搬コストの削減につながり、 プロジェクト全体の効率化に寄与します。

  • 特殊アタッチメント

    特殊アタッチメント

  • 真空発生装置

    真空発生装置

  • 高濃度状況写真

    高濃度状況写真

2. 汚濁発生の抑制と環境負荷の軽減

真空の原理を用いて泥土を直接吸引し、浚渫船から陸上処理施設まで水上圧送管・陸上圧送管で圧送する仕組みのため、 作業時に発生する濁りや泥の飛散、臭気などがほとんどありません。国土交通省港湾局の資料によると、 本工法の濁り発生源単位は従来工法より極めて小さく抑えられることが示されています。 そのため、環境への負荷を最小限に保ちながら浚渫を進めることができ、周辺の生態系や漁業活動への影響も抑えられます。

  • 浚渫船後方

    浚渫船後方

  • 水上圧送管

    水上圧送管

  • 陸上圧送管

    陸上圧送管

3. 連続作業を可能にする真空システム

常に高い真空圧(-0.093MPa)を保ちながら吸引と圧送を繰り返す装置を備えており、 1.5m³容量のタンクを2基装備することで、片方のタンクが満杯になると自動的にバルブが切り替わり圧送を開始し、 同時にもう片方が吸引に移るという仕組みが働きます。 これにより、吸排の切り替えによるロスを最小限に抑えつつ連続的な浚渫が可能となり、含泥率の高さにも優位性が表れます。

真空吸引圧送浚渫工法とは

4. 可搬性に優れたシステム構成

全ての機器がトラック運搬を前提に設計されており、現場での組立や解体が簡単に行えるため、限られたスペースや山間部・都市河川といった狭隘な場所でも施工が可能です。 運搬荷姿・台船組立・吸引機組立といった工程が合理化されているため、施工現場の条件を問わず柔軟に対応でき、 環境負荷の低減と施工の効率化を両立します。

  • 運搬荷姿

    運搬荷姿

  • 台船組立

    台船組立

  • 吸引機組立

    吸引機組立

GPS施工
ガイダンスシステム

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GPS施工ガイダンスシステム
GPS施工ガイダンスシステム

早水組では浚渫の精度向上と作業効率化を目的に、東洋建設株式会社の技術協力を受けてGPS施工ガイダンスシステムを採用しています。 従来のアナログ測量や旗による目視確認、浚渫後の検尺棒による確認に代えて、浚渫船の位置や先端吸引機の位置を三次元で計測し、 モニター上でリアルタイムに可視化することで、作業効率と仕上がり品質の大幅な向上を図っています。

導入メリット

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・計画どおりの浚渫深度・位置を維持でき、仕上がり精度を高められる。

・未施工箇所や出来高不足箇所を一目で確認できるため、手戻り作業が発生しない。

・施工完了箇所の記録を残せるほか、進捗状況の把握が容易で現場全体の管理を効率化できる。

・オペレーターの負担を軽減し、Wi-Fiステーションによる遠隔監視機能を備えているため、現場事務所などでも施工状況の確認が可能。

GPS測位機と油圧式吸引機のブームに取り付けられたチルトセンサーによって先端吸引機の位置を計算し、 操作キャビン内のモニターに表示します。そのため、オペレーターは常に船体と吸引機の位置を把握しながら作業を進められるほか、 施工計画位置や浚渫深度を事前に入力することで施工箇所や掘り残しを随時確認しながら進めることができます。

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